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小丸子

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桃小丸子】459『さくら家のキャンプイン』の巻

爺ちゃん:まる子!
まる子:暖かいね。お爺ちゃんは命の恩人だよ!私あや屋家の中で遭難する所だったんだから。
父ちゃん:大げさなやつだな。
まる子:それにしても、お父さんったら,茶の間にいたのにいつの間にこうちゃっかり父ちゃん:えへんだ。
爺ちゃん:ほら、まる子,焼いもじゃ。
まる子:熱っ熱っ熱っ熱っ熱っ~
爺ちゃん:火傷をしない、気をつけてな。
まる子:うん。幸せ!
爺ちゃん:そりゃよかった。
まる子:もう寒いのは嫌だよ。早く春ならないかな。
母ちゃん:まる子、ここにいたの?ちょっとお使いに行って来てほしいんだけど。
まる子:嫌だよ。焼いもで温まっだってのに。
母ちゃん:豆撒きの豆、買っとくのを忘れちゃったのよ。
父ちゃん:そう言えば、明日は節分か。
爺ちゃん:うん。節分の次は立春じゃ。
まる子:立春?
爺ちゃん:春が立つと書いて『立春』。つまり明後日からはもう春ってことじゃよ。
まる子:本当?お爺ちゃん、やった!春だ!
母ちゃん:お使いに行って来てくれたら、ご褒美あげるんだけどな。
まる子:ご褒美?!
母ちゃん:ほら、これ!
まる子:それもしかして、昨日作ってたやつ?
母ちゃん:うん、新しい給食袋。
まる子:きれいだね。これ桜だね?
母ちゃん:そうよ、春らしくていいでしょう?
まる子:うん!そうだ。私これ立春の日から使うことにするよ。有難う、母さん。何か温かいね。お母さん、もしかしてここっとこ懐炉を入れてるね?
母ちゃん:おほほほ、ちょっと腰が冷えて。
まる子:何てずるいよ、お母さん!お母さんみたいに掃除したり、洗濯したりして動いたら、全然寒くないよなんて言ってたくせに。
まる子:まったくお母さんは懐炉なんて入れちゃってさ、でもおかげでいい事を思い付いちゃったもんね。


「そして節分の日。」
まる子:何でこんなにあっちこっち開けなきゃなんないのさ?
婆ちゃん:豆撒きは窓を開けてするもんなんじゃよ。家の中から悪い鬼が出て行くようにね。
爺ちゃん:鬼はー外!福はー家!鬼はー外!福はー家!はて、先からまる子の姿が見えんようじゃが。
母ちゃん:そう言えばそうね。
父ちゃん:便所にでもいってるんだろう。後はここだけだな。
爺ちゃん:ほほ、まる子や,ここにいたのかい?さ、お爺ちゃんがまる子の部屋の鬼を退治してやるから,窓を開けておくれ。
まる子:いい、いいよ。ここは私にやらしてよ。
爺ちゃん:そうかい?
姉ちゃん:あんたちゃんとやらなきゃダメよ。
まる子:分かってるって。
母ちゃん:それじゃ、夕飯にしましょうか?
まる子:この部屋だけは寒い風が入って来なくて済んだよ。んじゃ、まあ,一応。鬼は外,福は家。


「翌日」
まる子:お爺ちゃんの嘘つき!今日から春って言ったのに、全然春なんかならないんじゃ!
爺ちゃん:ごめん。
婆ちゃん:立春っていうのは昔のこう読みって、今日から春っていうことなんじゃ。だから今とは少し季節がずれてるんじゃよ。
姉ちゃん:だったら今の季節に合わせてずらせばいいのにね。
まる子:本当だよ。春のはずなのに寒いって、よけい腹立つね。
母ちゃん:はい、怒っだってどうにもならないんだから、さっさと行きなさい。
「いってきます!」